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静謐な湖に誰にも気づかれないような小石が波紋を飾る。
視野で近づく。
>誰かが口笛を吹いていてもそれが雑音ではなく環境となる。
その木を揺らす風になりたい。
>風にするため、そう装うように揺れる。
身体中に染み込んだ風に連れ去られて、自分がどこにいるのかわからないまま
あてもなくさまよう、心地よさ。
>心地よささえも淡々としてしまう
・田中は鎌田に、数日前に描いた絵を見せる。
・その後、鎌田は10数枚の絵を描いた。
上記は、鎌田と田中が数回に渡りおこなってきたメールや会話を含むやりとりを恣意的に抜粋したものである。
この展覧会は、均衡のとれた、または明瞭な意味の提示を持った声明が不毛かもしれない。
それぞれが「反応」を起こし、それに答えた。
はじめは鎌田と田中の二者による問題だったのかもしれないが、
誰が何に何を答えたのか、少しづつ曖昧になっている。
それでも答えてみようと思うのがこの展覧会「ANSWER SONG」です。
Direction / Text : 田中良太
鎌田あや、田中良太による二人展
2016 / 企画:ゲルオルタナ
会場・協力:GALLERYAN ASUKAYAMA / 東京
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